Tuesday, 18 October 2011

ボランティアハウス ReRoots

今日オジャマしたのは、仙台市若林区の地元復興支援活動を行っている
ボランティアハウス ReRoots。この建物が建つ前は、ここにキャンプ用のテントを
建てて活動をしていたそうです。ご案内役のまゆみさんよろしくねー。


仙台駅からのアクセスがいいのも大切な事、世界中からボランティア活動に
駆けつけてくれる人達が集まり易い場所、そして迷わせない事!
ボランティアハウスの目の前バス亭です!


車で来られる方も、ハイっ、ここすぐ横駐車場でーす!


みなさんかなり遠くから来られている様ですが朝の集合バッチリです!
すぐに朝のミーティングと仕事の振り分けが始まります。


私達が今日担当したのは、名取川の近くの畑です、海岸線にもかなり近く
浜から吹いて来る風が何とも気持ち良いです。
この場所は津波に完全に飲み込まれたその場所で、今も畑に使える状態では
ありません。 しかしいつかは必ず元の畑に戻るハズ、がんばらねば!



今している仕事は、つい最近台風と大雨によって流された畑の土を元にもどしながら
土に混じっているガレキやビニールなどのごみを除去する作業です。
こうしないと、この辺りで使う小型の農作業機さえ使えないのです。

しばし休憩、日本の10月を甘く見ていました、気温30度を越す猛暑です。
それにしても可愛そうな軽トラック...津波の力は本当にスゴイです。


ここの畑で農業をしているお父さん、トラクターさばき軽やかです。
見る見る内に仕事が進んでいきます。
ちなみに見渡すかぎり荒れ果てたこの広大な農地で畑に戻りつつあるのはここ
だけです、このお父さんが言ってました...
『ここは元の畑に必ず戻す、おれがやってみんなに見せてやるよ...
そしたら他の被災地の人達も出きるんだって思うだろ、だから...
おれはやると言ったら必ずやる!
お見事!まさに復興に掛ける気合です!
よーし、やったるでー!お父さん!


外は猛暑、唯一強い日差しを避けれるのは農家のご主人のお家のみ、おじゃまして
お昼休憩です。さすが津波をまともに受けて生き残った家だけはあります、柱や張りの
太さが違います、しかし一階平屋の典型的な農家のお家は津波の時は屋根の上に
上がっても逃げ場としてはあまり高さが無く、この家のご主人はとっさに庭の松ノ木に
よじ登り津波から逃げ切ったと言う事です、まさに生き残りを掛けた判断です。


名古屋で農家を営む方が仙台の農家の方を応援する為にやって来てくれました。
同じ職業で生活している物同士、意気投合!


とても驚きました、今回お手伝いした畑のご主人、立派なお家の玄関の上には
三つ扇の家紋...三つ扇にも幾つも種類があるのでめったに同じ物を見ない
のですが、この家紋、私の家系の家紋と同じです...まったく同じ。
こんな事もあるんですね~、もしかしたらご先祖様が引き合わせてくれたのかも。


そんなご主人にも、もちろんがんばるTシャツです。
近くで見ると、普段やさしそうなご主人のガッツポーズすごい迫力です!
いっしょにがんばりましょう!!


今回お世話になった仙台若林区にあるボランティアセンター
ReRootsの広瀬代表
http://reroots.nomaki.jp/index.html
避難所で知り合った仲間と共に、地元の復興を願いボランティア活動をされています。
忙しい週末には数百人規模のボランティアが集まるこの場所に無くてはならない人です。
ぜひ時間と余力のある方、被災地復興ボランティアにレッツゴー!


ファイティングポーズでいつも勇気を送り続けてくれている、山中慎介選手(左)
と福井カレーの福井さん。

P1030565.jpg

今回仙台の滞在に合わせて特製福井カレーを滞在先の宿泊先に送って来てくれました!
日本に滞在中に食べて見たかった福井カレーとご対面、おいしそー!

今回送って頂いたカレーは2種類で1つは辛口、おー見た目にも辛そー
ソースには、味噌としょうゆ、ゆずソースを使用している特製カレーです。
http://www.e-miso.com/tenchou/2011/05/post-26.html 今野醸造さん
http://homepage3.nifty.com/sansankan/index.html 玉松味噌醤油さん

福井さんと特製フクイカレーに元気を頂きました。
明日もバリバリがんばりまーす!!

Monday, 17 October 2011

イチゴ農家ゼロからの再スタート。


沿岸部近くで見つけた家の跡地、ここにも暖かな人の暮らしがあったかと思うと
胸が痛みます...


ここもそうです、跡形のみ、ある日突然生活していた家も家財道具も、お金も
思い出や記念の品々も鉛筆1本も...全て無くなってしまう
そんな事あなたは考えられますか???


津波は海水だけじゃなくて土砂と流木や瓦礫を巻き込み破壊力を何十倍にも
倍増して流れ込んできます、この辺りに建てられたりっぱな家々は海水の波を
受けただけではこんな風にはなりませんよね。
津波の中を泳いで生き残った人達は本当に奇跡的です。


誰もいない海岸近くの地域で偶然家のかたずけをしている家のご主人の方に
会いました、ちなみにこの家、本当に奇跡的にここに残っています、津波には、
二階の窓の所まで飲み込まれています、周りにある家は崩壊、イチゴのビニールハウス
も跡形もありません。


指を指している所が二階の壁でこの場所まで津波があがって来た跡が残っています。
ちなみにご主人と奥さんは畑作業に出ていてここにはいませんでしたが、
二階にはペットにしていたウサギちゃんが...無事だったようです。
奇跡です...よかったねーうさぎちゃん!


家の前のイチゴのビニールハウスがあった場所、なーにも残っていません、
さらに一夏放置された農地は草が生えて荒れ放題...
遠くに見える松林、あの向こうが海岸です、横一線に並んで海岸線を守っていた
防災林も今はまばらにしか残っていません。

そして遠くに見えるシニア人達の為の施設、かなり大きな施設です、ここにいた方達は、
自力で走って逃げる訳にもいかず迎えのバスを待っている間に
全員津波に飲み込まれたそうです。


大きな瓦礫を取り除いた畑、しかし土の中には津波の運んできた残骸、ビニール
金属などが沢山残っていて、まだトラクターなどの機械を入れる事が出来ません
この土の中の瓦礫を取り除くには土を桑で掘り起こし一つ一つ丁寧に取り除くしか
ありません。 気の遠くなる様な作業です...


この見渡す限りの農地にはキレイにイチゴのビニールハウスが立ち並んでいたそうです。
しかし今はもう何もありません、瓦礫の混じった機械作業不可能な荒れ果てた農地が
そこに横たわっているのみです...負けるもんかーっ!!あー日が暮れるー


コツコツ一からやり直しますよー、と言って農地再生を約束してくれたご主人。
そんなイチゴ作り名人には是非がんばるTシャツ、力がみなぎります!!


今回偶然に出会ったご主人が釣りや登山がご趣味と言う事で意気投合!
仕事帰りに仮設住宅にオジャマして来ました...オジャマ虫です...


これは津波に流された思い出の写真、偶然誰かが拾って確保していてくれた物が
見つかりましたー! イチゴ狩りをするお孫さんの写真かなー


『前は海、後ろは山、やっぱりここの土地が好きなんだよーなぁ~
おれは畑でイチゴや野菜を作りたいんだー! 必ずまた作ってみせる!』
そう言って話を聞かせてくれました、釣りと登山が好きなご主人にはピッタリの
場所ですよね! こんな仲のいいご夫婦には、やっぱりがんばるTシャツ
もちろんペアルックでお願いしまーす。

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Sunday, 16 October 2011

テラセン ボランティアセンター


山元町の町役場から沿岸に向けて車を走らすと津波の被害を受けた家と
そうでない家とでは被害の受け方がハッキリ違っているのが分かります。
こちらの家は外観こそ残ってはいますが一階部分は津波の海水が通り抜けて
行ってしまっているので何も残っていません、あるのは残された瓦礫のみ...


こちらの家は一階平屋建て、家の中身は全て流されてしまっています、
家の形こそ残っていますが全壊ですね...とても悲しくなります。


目指す普門寺の墓地が遠くから見えましたが、どうも様子が変です、
近づいて見て見るとこの状態、大きな墓石もほとんど倒れてしまっていて
そして海の砂がたっぷりと残されていました、きっと津波が運んできたのでしょう
津波の力を思い知る傷あとです...


この墓地がもと通りになるのはいつの事でしょう、出来ることなら一つでももとの場所
に墓石をもどしてあげたいと思ったのですが良く考えて見るとこれがそう簡単には
出来無いのです、墓石が流され土台だけになったお墓、名前の無いその土台に
どの墓石をもどせばいいのだろう...?そして同じ性の付いた墓石が多いですねー
まちがったらとっても大変、代々に渡って別のお墓にお邪魔することになるので
とりあえづはそのままに...ゴメンナサイ...


そしてようやくたどり着いた山元町の普門寺ことテラセン、ボランティアセンター
ちなみに今日は週1回のお休みの日と言う事もあってボラセンはひっそり
場所的には海まで歩いて10分ぐらいの所で、今回の震災さえなければとても良い所です。
しかし海まですごく近いので現在も危険度の高い沿岸危険地域と言う事で復興活動が
思う様に進みません。


しかしこの沿岸部立ち入り禁止区域にも勇気あるボランティアは来ていました、
テラセンの入り口にボランティアに参加した人たちの寄せ書きが残されているのを見つけました
沢山の応援のメッセージが読み取れます。ありがとう!


現在も地元の人達の復興への努力は日々続けられていますが
ここに行くには車か少なくとも自転車が必要で人手も集まりにくい様です、
勇気ある支援者テラセンに愛の手を...
http://ameblo.jp/teracen/

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がんばろうな!お父さん!


こちらの家は津波の被害こそ受けていませんが地震で崩壊しています。
いたるところで崩壊した家の撤去作業を見ますがここはまだ手付かずのまま
まだまだ時間がかかりそうです。


震災発生直後は、余震が頻繫に発生し続ける中、この様な今にも崩れそうな
建物の中でも救出活動が行なわれていた事を考えると、これは正に命がけの
活動だったと思います。救助隊員の皆様ありがとうございました。


こちらの家は津波の被害を受けましたがその後ボランティアの人達の活動で
瓦礫を取り出し泥を洗浄した後の状態です。


こちらの家のご主人が手を上げている所まで津波の海水が押し寄せてきました、
縁側で休憩している時に庭に海水が流れ込んで来た! あわてて車に飛び込んだ
奥さんは、二階に駆け上がった、子供は家の中へ駆け込んだ!
津波が来るまで気付かなかったと言うこの家族は、それぞれが命を守る事が
精一杯で離れ離れに避難したが全員無事だったと言う事です。
正に奇跡です!!


丹精込めて作った日本庭園とそこに泳ぐ大きな鯉はもうここにはいません...
と頭の中にだけ残っている震災前の光景を思い出しながら話してくれました。
つらいですよね、写真も流されてしまうのですから...

そして今は家族バラバラの仮設住宅生活です、仮設にいてもつらいので毎日のように
この家に来ています、と語ってくれました...


震災の思い出話しはつらい話しばかりですが、しかしご主人は必ずこの家を
再建して、『またこの場所で家族全員がもう一度一緒に暮らせる様にして見せる』
と復興と家の再建に向けて熱く語ってくれました。
そんなご主人にはもちろん がんばるTシャツです!


津波の被害を受けたこの場所でも品種を選べば農場の再生も可能なはずです。
日本全国から被災地の復興に向けての取り組みは少しずつ始まりつつある様です。
三重県からの復興への取り組み、ありがとうございます!がんばろうな!みんな!

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Saturday, 15 October 2011

リンゴロー里親募集中!


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『闇から朝日が上るように、私達は立ち上がる』をスローガンに、
3月11日の震災後、山元町で立ち上がった災害臨時FM局 りんごラジオ
被災地を訪れた多くのボランティアや有名人なども紹介されています。
http://ringo-radio.cocolog-nifty.com/blog/

そして今回りんごラジオ局の下に避難している被災ペットのリンゴローにも会えました。
震災後、被災者と避難所生活を共にしたねこちゃんで、かなり弱っていた様ですが
今は大分元気になった見たいです。着けてもらった赤いスカーフが可愛いですね。


震災後もフル回転で機能し続ける役場の公民館、震災直後は怪我人の手当て
などであふれ返っていたこの場所も元の公民館の機能を取り戻しつつあります。
今日はこの公民館でボランティアによる料理教室が行われていました。


ハワイから来られたシェフ、フランキーさんとちえみさん、フランキーさんは
長年のシェフの経験を生かして被災地のお母さん達にハワイ式の
パンケーキの作り方などを教えてくれていました。
https://sites.google.com/site/casadelladolcevita/home

ちなみにちえみさんは、ハワイNPOナデシコクラブの実行委員でもあります。
被災地を中心に国際的な輪が広がります。


震災後のボランティア活動を支え続けるガーネットみやぎ復興大使の澁谷さん
現地の事情など教えていただきお世話になりました。
継続した支援活動ありがとうございます。
http://garnetm.exblog.jp/i6/
http://ameblo.jp/garnet-miyagi/
澁谷さんは赤つなぎがトレードマークですが、今日はカナダから持って行った
がんばる日本Tシャツを着て活動していただきました。

子供を持つお母さんが多くあつまった公民館の集会所、まだまだこの町も
痛々しい災害の傷跡だらけで復興は容易では無いですが、子供達の
無邪気さと可愛さにはいつも救われます。


野外の避難所として使われていた緊急キャンプ村、もともとはただの運動場
雨風はしのげるものの不自由は多いはずです。


澁谷さんは、持ち前の語学力を生かし世界へメッセージを投げかけ続けています。
これからも暖かな支援の輪を広げていきましょう!
突然のカナダからの訪問で驚かれたと思いますが仲良くしてくれてありがとう!
元気な子供達の笑顔!これからもずーっと続きますように!
山元のお母さん達、カナダのお母さん達もスッゴク応援していまーす!

さぁ~午後はこれから野外活動だー!

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Friday, 14 October 2011

いざ出発!in 宮城


いざレンタカーを借りて仙台駅前から走り出しました、今回の震災で崩れたのか
どうかは解りませんが、この工事中の大きなビルにも、がんばろうのサイン。
よーし、今日も1日がんばろう! って気になりました!


信号待ちで前の車を見ると、まげねど宮城!のステッカーが目に付きました、
色んなステッカーや標語がありますが地元の方言が入るとより地元復興に努力している
地元の人達の顔が目に浮かびます。結構これ気に入っています。
(まげねど自分!)これ自分用です。


こちらは、仙台市内の道路脇で見つけた工事中のサイン。
地震後の補修や整備にはとにかく時間が掛かります、水道管を修理するにも
先の災害にそなえていかなくてはなりません。
地震に強い水道管=地震に強い街づくり! 
そこに住む以上は、たとえ大地震であろうとも負ける分けにはいかないのです。
まげねど日本! by 地震に強い水道管!


復活したばかりの常磐自動車道、仙台東部道路、若林区方面から
亘理郡山元町までを繋いでいます。
山元町インターを出た所、太陽光発電の設備が目に止まりました、
うす曇りの今日でさえこの発電量! お日さま、今日も発電ありがとう!


山元の町から少しわき道に入ると道路はいたるところで寸断されています、
津波が引いた後も大量の海水ははけ口を求めて至る所で元あった水路と
橋を破壊してしまっています、道路が整備されないとガレキ処理のトラックさえ
通る事が出来ないですから、復興整備も進まない訳です。




山元町の町から海岸沿岸にかけては主力産業のイチゴ農場がたくさんあり
ここの場所にもビニールハウスが立ち並び、野菜が青々と良く育ち、農家の方の家
や倉庫などがありました。
大津波は、全て破壊し流しさったのでしょうか、荒れ果てた農場には雑草が伸び放題
雑草の下には、大量のガレキが埋まっていて機械を入れて再生する事も出来ない状態です。
この農場を再生するには時間をかけて手作業によるガレキの除去が必要なのです。
野菜作りは土作り!1からのスタートです。



生き残った事を悔やんだなんて悲しすぎる...
山元町のイチゴ農家の再生、復活!
必ず出来ると思う、生き残ったんだから!!
カナダから応援しています!

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